ママの影響
ママの言動は子供に影響すると言いますよね。
現にうちの娘も私と同じような言い方を友達にしている時があります。
恐子さんの娘さんのAちゃんも、恐子さんの影響をモロに受けているなあと感じる場面が多々ありました。
恐子さんがI先生の悪口を言いだす前は、AちゃんはI先生が大好きでした。
遊びの時間は必ずと言っていいほどAちゃんはI先生にベッタリでした。
ところが、恐子さんがI先生の悪口を言い始めた頃から、AちゃんのI先生に対する態度が変わっていきました。
遊びの時間も、「I先生とは遊ばない!」
「I先生なんかかわいくない!」
「I先生はRくんのことだけが好きなんだよ!」
おそらく、恐子さんがAちゃんの前でも平気で悪口を言っていたのでしょう。
フェンス事件以降、あんなに仲の良かった娘わんことAちゃんの関係も亀裂が入ってしまいました。
わんこがAちゃんの隣に座ると、「わんこちゃんの隣は嫌だ!」と言われたり、
「わんこちゃんが私の髪真似した!」
「わんこちゃんより私の方がかわいい」
「わんこちゃんは女の子なのにいっぱい毛が生えてる!変なの!」
こんなことを頻繁に言われ、幼稚園で涙が出てしまう日が続いたこともあります。
セレブ さんのお子さんに対しても同様でした。
恐子さんのターゲットが誰なのか、先生達はAちゃんの様子を見ればすぐにわかるような状態でした。
恐子さんは自分の気に入っているママさんや子供が、Aちゃんに挨拶した時は、Aちゃんがきちんと挨拶を返すまで促します。
しかし、ターゲットママやその子供が挨拶をした時に、Aちゃんが挨拶を返さなくてもそのままスルーです。
本当にわかりやすいです。
親としてどうなんだと思うところが多々ありました。
先生達も最初は黙認していましたが、わんことAちゃんの軋轢が長引いたため、間に入ることにしたようです。
先生が私に言ってきたことは、
「Aちゃんのママは自分とAちゃんを同一視しすぎてると思うんです。
Aちゃんのママはわんこちゃんのことをよく思っていなくても、Aちゃんの気持ちは違います。Aちゃんは本当はわんこちゃんのことが大好きなんです。
だからわんこちゃんを傷つけてるのに、Aちゃん自身も辛そうなんです。
自傷行為もすることがあります。
Aちゃんママは、自分とAちゃんは違う人間なんだということを認識しなければいけないと思うんです。
AちゃんママがAちゃんの優しい心を潰してしまう前に、Aちゃんママに話をしようと思います。
そこで、わんこちゃんの名前を出して今後の対策について話し合いたいので、名前を出させてください。
そのことによってまた、わんこちゃんのママが辛い思いをすることになるかもしれません。
その時はまた相談してください。」
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という内容でした。
Aちゃんの自傷行為というのは、自分の髪の毛を隠れて抜いているそうです。
子供の抜毛行為は、思い通りならないストレスがあり、そのモヤモヤを髪の毛を抜くことで解消したり、母親の気を引きたいという気持ちの現れでもあるそうです。
恐子さんの自分の感情に任せた言動は、周りの人達だけでなく大切な我が子まで傷つけていたのです。
母親の言動はまるで鏡のように我が子に影響を及ぼすんだということを改めて知り、私も気をつけなければと思いました。