初めてのママ友ランチ会 移動編
いよいよ人生初のママ友ランチ会の日がやってきました!
昨日の恐子さんの様子のことはすっかり忘れてしまっていました。
初めてのランチ会に朝からわくわくしていました。
わんこを送ってバイバイしていると、ハキ子さんが話しかけてきました。
ハキ子: 「まうみちゃさん、店の場所が少しわかりにくいから私の車に乗って!一緒に行こう!」
私: 「いいんですか?ありがとうございます!」
ハキ子: 「気にしないで!ギャル子さんと恐子さんも乗せていくから。」
そこでやっと昨日の恐子さんの様子を思い出しました。
昨日のアレは何だったんだろう・・・
心に少し不安を抱えたまま、ハキ子さんの車に乗りました。
ハキ子さんの車は、助手席にチャイルドシートを設置してあるので、3人で後ろにならなければいけません。
私とギャル子さんが最後部の座席に座り、恐子さんが後部座席に座りました。
移動中は、ギャル子さんと子供や先生の話をしました。
気さくで明るく、言葉の言い回しもセンスがあってますます好感を持ちました。
恐子さんは、身を乗り出してハキ子さんとばかり喋っていました。
恐子: 「先生ムカつかない?〇くんだけ差別してると思う!」
ハキ子: 「えー?そうかなぁ。子供に応じた指導をしてるのかも。」
恐子: 「いや、絶対差別!〇くんのママは人に取り入るのがうまいから、どうせ先生にもゴマすってると思うよ!あの先生もう嫌!」
こんな感じでした。
恐子さんは普段愚痴が多いのかな?
だからいつも眉間に皺を寄せてるのかな?
ハキ子さんは同調は決してせず、かといって強く否定もせず、上手にかわしている感じでした。
恐子さんは、お店に着くまでハキ子さんとしか話しませんでした。
私とギャル子さんのことは視界にすら入っていないような、見えているけど見えていないフリみたいな態度でした。
私はなんとなく居心地が悪くて、早くお店に着かないかなぁ・・・と思っていました。
やっぱり恐子さんて、怖い。
やっぱり苦手かも・・・。
最初に恐子さんに感じた違和感を、再び実感した時間でした。